闇夜に紛れて ナナは静かに 秘密の入口を開いた そこには 抗いがたい魅力が 息づいていた
そこかしこに 挑発的な裸体が 所狭しと並び ナナの胸は 高鳴る鼓動を 抑えられなかった
突然 闇の中から 甘い声が 響いた 彼女はそこに いた その眼差しは 私を見透かすような 獣のようだった
二人の視線が 絡み合う 言葉はなく 必要なかった 情熱が 部屋を満たし 空気を震わせた
指が 肌を滑るたびに 未知の 快感が 全身を駆け巡る 熱い息遣いが 耳元で 囁かれた
絡み合う肌は ひとつになり 深く結びつく 時は 止まり 永遠に 感じられた
だが 至福の瞬間も 長くは続かない やがて 現実が 彼らを 引き戻す
残されたのはただ ほろ苦い 思い出と 未練 しかし 新たな 欲望が 次の夜の 到来を 心待ちにしながら
どこからか 鋭い眼差しが 彼らを 見つめていた 彼らの物語は まだ始まったばかり
